ドローンの点検・整備の方法
基本的な体制
・場所の確保・周辺状況を十分に確認し、第三者の上空では飛行させない。
・風速5m/s以上の状態では飛行させない。
・雨の場合や雨になりそうな場合は飛行させない。
・十分な視程が確保できない雲や霧の中では飛行させない。
・飛行させる際には、安全を確保するために必要な人数の補助者を配置し、相互に安全確認を行う体制をとる。
・補助者は、飛行範囲に第三者が立ち入らないよう注意喚起を行う。
・補助者は、飛行経路全体を見渡せる位置において、無人航空機の飛行状況及び周囲の気象状況の変化等を常に監視し、操縦者が安全に飛行させることができるよう必要な助言を行う。
・飛行場所付近の人又は物件への影響をあらかじめ現地で確認・評価し、補助員の増員等を行う。
飛行前の点検
飛行前には、以下の点について機体の点検を行う。
・各機器は確実に取り付けられているか(ネジ等の脱落やゆるみ等)
・発動機やモーターに異音はないか
・機体(プロペラ、フレーム等)に損傷やゆがみはないか
・燃料の搭載量又はバッテリーの充電量は十分か
・通信系統、推進系統、電源系統及び自動制御系統は正常に作動するか
飛行後の点検
・機体にゴミ等の付着はないか
・各機器は確実に取り付けられているか(ネジ等の脱落やゆるみ等)
・機体(プロペラ、フレーム等)に損傷やゆがみはないか
・各機器の異常な発熱はないか
20時間の飛行毎に、以下の事項について無人航空機の点検を実施する。
・交換の必要な部品はあるか
・各機器は確実に取り付けられているか(ネジ等の脱落やゆるみ等)
・機体(プロペラ、フレーム等)に損傷やゆがみはないか
・通信系統、推進系統、電源系統及び自動制御系統は正常に作動するか
点検・整備記録の作成
20時間の飛行毎に無人航空機の点検・整備を行った際には、「無人航空機の点検・整備記録」(様式1)により、点検・整備を実施した者がその実施記録を作成し、電子データ又は書面により管理する。